ブループロトコルのCBTが発表されましたが、自分のPCスペックが足りているか心配という方や、どのくらいの物を新調するべきか分からない、という方のためにCBT推奨スペックを元にしたPC構成を解説してみました。
CBT推奨スペック
公式HPで公開されているブループロトコルCBT推奨スペックはこちら
低画質 | 中画質 | 最高画質 | |
CPU | Core i3-4340 | Core i5-3330 | Core i7-7700 |
GPU | GTX660(2GB) R7 370(2GB) | GTX960(2GB) R9 380(2GB) | GTX 1060(6GB) Radeon™ RX580(8GB) |
メモリ | 8GB | 8GB | 16GB |
空きストレージ | HDD20GB | HDD20GB | SSD20GB |
解像度 | 1280 × 720 | 1920 × 1080 | 1920 × 1080 |
※現在公開されているのはCBTでの推奨スペックであり本サービス開始時には異なる場合があります。
あくまで快適に動作する目安としか書かれていないため、実際この構成で下り60fps出せるかはやってみないとわからないですね。
比較対象として、他のMMORPGの推奨スペックを調べました↓
FF14 | PSO2 | BLESS | |
CPU | Core i7 3GHz以上 | Core i7-6700 | Core i7-7700 |
GPU | GTX970以上 | GeForce GTX1050以上 | GTX1060 |
メモリ | 8GB以上 | 8GB以上 | 16GB |
※DQ10は軽すぎ、黒い砂漠はそもそも公式スペックが参考にならないので除外しました。
これを見た感じ、ブループロトコルはMMORPGの中でもかなり重い部類だと言えそうですね。
ゲーミングPCの選び方
基本的なパーツの機能と役割を把握しよう
CPU
よくPCにおける頭脳と表現されます。PCの性能を決定する最も重要なパーツ。
料理で例えると、コア数がコックさんの数、スレッド数がフライパンの数だと思ってください。クロック周波数はコックさんの腕前みたいな感じです。
ゲームにおいては8コア(場合によっては4コア)以上には最適化されていない場合が多いので、クロック周波数の方を重要視する傾向にあります(もちろんどちらも重要ですが)。blueprotocolは最新のゲームなので8コアに最適化してない、、なんてことは無いはず。(たぶん)
よく分からない方は単純にこの表で Core i7-7700 より数字の大きいものを選べばOKです。
Intel Coreシリーズ
AMDが革命を起こすまでほとんどのPCはIntel製CPUでした。多くのソフトウェアに最適化されているため、動作も安心安全です。特にAdobeを使うならIntelの方が有利だとよく聞きます。(実際そこまで変わらんけど)
Core i ○がグレードで、数字が大きいほど高性能になります。(i9>i7>i5>i3)
その後ろの番号(例:7700)は前から1つ目が世代、2つ目がグレード、その後ろが改良版を指しています(i7-7700なら、7世代の800番代より下)。基本数字が大きいほど高性能になります。

コスパでいうとおすすめはi5 9600kです。
AMD Ryzenシリーズ
Intelと比較してコスパが高いのが最大の特徴です。CPUの規格が統一されているため、マザボを変えなくてもグレードアップ出来ちゃうのもいいところ。メモリの相性問題などもあるので少し玄人向けかもしれません。
Ryzen ○がグレードになります。名前の付け方はIntelと同じです。

どれもコスパが良いですが、特にRyzen5 3500がビックリするほど安いですね。(しかしながらRTXシリーズ以上のグラボを使うには少し心許ない)
おすすめは~ミドルスペックでRyzen5 3600、~ハイエンドならRyzen7 3700Xです。
GPU
GPUは主にグラフィック表現の計算に使用され、3Dゲームをプレイする上で最も重要なパーツです。
NVIDIA GeForce シリーズ
RTXシリーズからリアルタイムレイトレーシング機能が搭載され、よりリアルな表現が可能になりました。ゲーム自体がこのGPUに最適化されて作られているため、ゲームをする方におすすめです。(ブルプロはアニメ調グラフィックのため、レイトレーシング非対応だと思われます)

前の数字2つが世代、後ろ2つがグレードです。末尾のTiやsuperは改良版であることを指しています。(性能はTi>Super>無印。消費電力や発熱においても改善されている場合が多いです。)
公式推奨スペックがGTX 1060なので、世代が10以上か末尾が60以上のものを買いましょう。(2060>1660>1060>960)
コストパフォーマンスを取るなら1660Sか2060、重いゲームでも下限60FPSを維持するなら2070以上というのが一般的です。
(今買うのはナンセンスだから次に出る3000番台を待とう、、、という人もいます。
6月中に発売されるとの噂ですが、コロナの影響で遅れるかもしれませんね)
AMD Radeon シリーズ
一見コスパがよさそうに見えますが、GeForceに比べると実測のゲーミング性能やワットパフォーマンスが悪いです。映像のフレームの補完機能などがあるため、アニメや映画を楽しみたい人におすすめです。60FPSアニメで検索すると凄さが分かります。マイニングでもRadeonの方が有利だとか。

使ってる人観たことない
メモリ
メモリは机の広さとも表現される、一時的な記憶装置です。ゲーム性能やベンチスコアが劇的に速くなるという事はありませんが、不足していると動作がカクカクになりまともにPCが使えません。最低でも8GB、ゲーム以外にも同時に複数のアプリケーションを使用する場合は16GB以上をおすすめします。
DDR-○というのが規格です。必ずDDR4のものを選びましょう。
メモリクロックというものが存在しており、基本的にこの数値が大きいほど高性能になります。メモリチップ規格2666(クロック166MHz)が一般的ですが、3200(200MHz)に標準対応している物も増えてきています。値段もあまり変わらないのでマザーボードが対応していれば3200がおすすめですが、そもそもCPUやGPUの性能が高くないと体感はほぼ変わりません。
ストレージ
ストレージの読み書き速度はWindowsの起動速度やゲームのローディング時間に直接関わってくるので速い物を選ぶのがおすすめです。
HDD
HDDはHard Disk Drive(ハードディスクドライブ)の略で、データやプログラムなどを電磁的に書き込んだり読み出したりする記憶装置です。 物理的衝撃に弱く、読み書きが遅いですが、安価なのが特徴です。
SSD(SATA)
SSDはSolid State Drive(ソリッドステートドライブ)の略で、HDDと同様の記憶装置です。半導体素子メモリを使ったドライブ(記憶媒体)のことを指します。 衝撃に強い、駆動音が無い、読み書きが速い、消費電力が少ないなどの利点があります。
M.2 SSD(NVMe)
SATA接続より高速な接続方式のSSDです。ですがSSDで十分速いため、HDDからSSDに変えた時ほどの感動はありません。デメリットは発熱が大きいため、ヒートシンクやエアフロー等で排熱を考えないと何度も読み書きしたときに不安定になる事です。
OSやアプリケーションだけ256~500GBのM.2SSDに入れ、写真や動画などはSSDかHDDに保存するのがゲーミングPCでは一般的です。
メーカー製はおすすめしない
富士通などのメーカー製のPCを買うのはおすすめしません。理由は主に以下の3つです。
- 値段が高い
- 不要なソフトが入っている
- パーツに汎用性がない
保証などの安心感が得られるメリットもありますが、それを加味してもスペックに対する値段が高いです。家電量販店などで店員さんにおすすめされる場合があると思いますが、乗せられないようにしましょう。
富士通の場合、ミニタワー型Core i5-9500 、RTX2060、メモリ8GB、M.2SSD256GBで(クーポン割引後)15万4千円でした。昔よりちょっと安くなってはきてますね。
BTOパソコンがおすすめ
「BTOパソコン」とは、パソコンのパーツメーカやパーツ販売店が運営するショップに、自分が望むスペックに必要な構成パーツと仕様を伝え、希望どおりのパソコンを組み上げて納品してもらう販売システムです。 メーカー製より圧倒的にコスパが良いです。昔は怪しい印象もあったBTOですが、最近のものには謎パーツは入っていません。
ドスパラ、マウス、パソコン工房などが代表的なメーカーです。
ここでは ドスパラのガレリアシリーズ を紹介します。(ちょうどキャンペーン期間中なので)

ガレリア RT5(コスパ重視)
なんと税込み10万円以下でこの性能。普通のフルHD60Hzモニタなら不足を感じる事はないと思います。

※追記 RT 5とRJ 5だとRJ5はメモリが標準で8GB、グラボもRT5の1660Sより下位の1660で税抜き8000円なのですが、メモリスロットが元々2つしか無いため、RJ5のメモリを自分で差し替えるよりはこちらを買った方が良いと思います。
ガレリア AXF(ガチ勢向け)
コスパを気にしつつハイエンドを目指すなら、この辺のスペックにたどり着くはずです。
私は現在このPCを使っています
ゲームだけでなく、実況配信などもできるスペックです(PCゲームを生配信する場合はもう一枚配信用グラボを用意するのがおすすめ)。このままだとCPUクーラーの音がうるさいので+5000円で虎徹に変える事をおすすめします。
※追記、CBTではフィールドで120~150fps,街では40~70fps程度でした

自作PC
コスパやおしゃれさを考えるなら自分で組んじゃうのが1番。長くなっちゃったので次の記事でご紹介する予定です。
コスパ重視で10万円以下ならRyzen5 3500、GTX1660S、メモリ16GB、M.2SSD256GB、SSD1TBといった構成なりそうですね。(結論出てる)
15~16万強でRyzen7 3700X,RTX2070Sがギリギリ組めるか、といった感じです。スペックが上がるとCPUクーラーや電源もグレードアップする必要が出てくるのが難しい所ですね。
まとめ
- 10万円以下でもブループロトコルは最高画質でプレイできる!
- BTOパソコンは初心者でもOK!
以上、ブループロトコル最高画質推奨スペックに必要なPCの解説でした!
PCの値段や性能は短期間で大きく変わるので、待ってみるのも1つの手だと思います。
より良い環境でブループロトコルをプレイするための参考になれば幸いです。