MMORPGの覇権が期待されるブループロトコル、しかし不安の声もかなり大きいです。
その最大の不安点はバンナム商法と言われる課金仕様にあります
今回はそのバンナム商法について解説していきます!
バンナム商法とは

バンナム商法は大きく分けて2つ、DLC商法と完全版商法。
ざっくり解説します!
DLC商法
DLCとはダウンロードコンテンツの事。
ステージや衣装、BGM,アイテム等の追加コンテンツを販売し収益を得る事を目的とします。
バンナムに限らず多くのゲーム会社で取り入れられている課金方法です。
ではなぜバンナム商法などと揶揄されるのかというと、、、
説明するより下の図を見た方が早いですね(笑)

バンナムは完全に下の方です。
ゲームをより楽しく遊ぶためのDLCではなく、DLCを買わないとまともに楽しめない事が多いんですよね。(笑)
完全版商法
完全版商法とは、ある機種でゲームソフトを発売し、しばらく経った後に【完全版】と称して別ハードで追加要素を加えた物を発売するやり方の事です。
どこが問題なのかというと、以下の2つが挙げられます。
- その追加要素はDLCでは対応されない事が多く、先に買った人が損をする
- 「〇〇の機種でしか発売予定はありませんよ」と言っておきながらすぐに別ハードで売っている
DLC商法はDLCを買わなければいいですが、完全版商法は買った時点で損をしているのでユーザーの怒りも大きいです。
バンナムだけがこういった商法をやっているわけではありませんが、率先して始めたのがバンナムだったためバンナム商法と呼ばれています。
この2つの商法で問題になった過去の事例を紹介します。
テイルズ シリーズ
テイルズオブディスペリア

バンダイナムコゲームスの人気ゲームソフト『テイルズオブディスペリア』は2008年8月にXbox360で発売され、ほぼ1年後にプレイステーション3でも発売されました。
しかし、プレイステーション3版にはXbox360には入っていなかった新要素や、ストーリーフルボイス化がプラスされており、多くの人たちはプレイステーション3版を『テイルズオブディスペリア 完全版』として認識しています。
DLCも発売され、「お金でレベルが買える」等の批判もありますが特に必須という訳でもないため買った人の満足度は高かったらしい、、
しかし売り上げは結構なものがあったらしく、DLC商法を加速させた要因ではあると思います
テイルズ オブ グレイセス

2009年12月10日、Wiiで『テイルズ オブ グレイセス』を発売していましたが、1年後にプレイステーション3版『テイルズ オブ グレイセス エフ』を発売。
プレイステーション3版にしかない新たなエピソードがあった事、Wii版は不具合が多かった事等からWii版を買った人から反感を買いました。
もちろんDLCで稼ぐ事も忘れません
- 2010年12月2日(発売日と同時) 6個の無料コンテンツ、22個の有料コンテンツを配信
- 2010年12月9日 1個の無料コンテンツ、22個の有料コンテンツを配信
- 2010年12月16日 18個の有料コンテンツを配信
- 2010年12月22日 2個の無料コンテンツ、9個の有料コンテンツを配信
「最初に遊べるならいいじゃないですか」発言
バンダイナムコゲームスのスタッフが2010年10月9~11日にかけて開催された『眉山山頂秋フェスタ』のゲーム業界トークセッションにて、
完全版商法を肯定するかのような「先に遊べるならいいじゃないですか」という発言をしたため、物議をかもしました。
ONE PIECE 海賊無双

原作愛があるわけでもなくゲーム内容に初めから組み込むべき出来のDLCを1週間おきに小出し配信したため、「最初からそれ入れとけよ」といった批判を受けました。
DLCの内容は追加シナリオ100円とオリジナルコスチューム350円(同時購入で400円)、これが操作キャラ10人ごとに用意されているというもの
追加シナリオはただ無双用のステージ(ゲーム内のものの流用)が用意され、軽い小話が添えられているというものだったため水増し感が凄い(笑)
三國無双と比べて値段が高いため、版権代が上乗せされていると思われます。
ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル

原作好きからは再現性の高さから評価も良い本作ですが、Amazonレビューは大荒れw
批判されているのは主に以下の2つ
①発売日から配信された追加キャラの値段が600円
②快適にプレイするには金を払わなくてはいけない「キャンペーンモード」の存在
「キャンペーンモード」はエネルギーが溜まっている分だけ無料で遊べるというもので、アイテムを解禁するためにはとにかく時間をかけるか、お金を払う必要があります。
すでにソフト代を払っているのに、無料のソシャゲみたいな事をやっているわけですね(笑)
まとめ
バンナムは成果主義の傾向が強いらしく、特にキャラゲーやテイルズがその餌食になっている印象です。
ブルプロCBTも、あえてシステムを不便に作ってから、楽したかったら金を払えといったやり方が見え見えでしたね (笑)
ジョジョは批判を受けて改善された部分があるので、ブルプロもCBTよりは改善される事を祈ります、、